2008年5月18日日曜日

天ぷら

「ふくもと」
最近、引越しした家の近所はとてもディープなエリアなんです。
普通だったら常連さんしか入って行かない様な建て構えのお店がたくさんあります。
結構、そう言うお店にヒョロっと入ってみるのが好きなんですね~私・・・。
そして出会ったこの1軒、「ふくもと」。まんまと惚れてしまいました。
看板の脇に「天ぷら」と書いてはあるのだけど、何屋さんなのか・・ずーっと気になっていました。
しかし、なかなか勇気が出ずに入れませんでした。
こちらの地方の「天ぷら」は、関東で言う「天ぷら」とは全く異なる食べ物なんです。
当たり前の様に、どこのお店にも白肉(ミノ)など、ホルモンの天ぷらと言うメニューがあります。
さつま揚げの事も天ぷらって言うし、食文化は奥が深いですね~。一体どんなお店なのだろう??
のれんをくぐり、開けっ放しの戸を入ると・・・手前には色々な種類の天ぷらがてんこ盛りに置かれ、まな板と包丁、濃い色の出汁がしみていそうなおでんがありました。お腹を引っ込めないと通れない位の通路が狭いカウンター、更にその奥には畳のテーブルと小さな丸テーブルの2つがあります。
そしてカウンターの中には、決して愛想が良いとは言えない、60代くらいのご夫婦が立っておりました。
ここのシステムは独特で、常連さんを観察していたところ、まず、カウンターに積み上げられている皿に自分の好きな天ぷらを竹串(最近はトンクが導入されました)で取り、そのまま自分の食べやすい大きさに包丁で切る。おでんも自分で好きな物を取ってカウンターの中のお母さんに自己申告をします。
その天ぷらは、ポン酢の中に韓国トウガラシが入った様なたれで食べます。
衣が厚めの天ぷらなのに、そのたれで食べると、驚くほどサッパリしていました。
種類は・・ホルモン(白肉、肝、ハチノス、センマイなど)、野菜(カボチャ、なすび、玉ねぎのかき揚げなどその日の仕入れ)です。
「でんがく」と言うメニューにも感動!!
センマイの近くの臓器になるのかな?灰色をして柔突起の多い内臓がメインで、軟骨系など色々なホルモンが入っています。そのホルモンを出汁で茹でた?煮込んだ??上に青ネギと韓国風トウガラシがかかっています。見ためは悪いのですが、とても美味しいんです!
一見、固そうなのだけど、口に入れるとも~うトロトロ。ホルモンのダシをたっぷり含んでうまいっ!!
そんなこんなで、注文全ての味にカルチャーショックを受け、あっという間にファンになってしまいました。これがまた、値段が安い!!いつも2人でお腹が破裂する位に食べて飲んで、だいたい¥5000前後で充分足りてしまいます。
今では、1週間に1度は通わないと禁断症状が!?出てしまいます。
「ふくもと」はホルモン料理屋さんに分類されるのかな?
関東では考えられない程のホルモンの新鮮さと食文化だなぁ・・と、いつも感心してしまいます。
本日は、今日のおススメはお休みさせていただきます。あしからず。
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